育児に必要なメンタルって?
よく「母は強し」と言いますが、母になりたての頃は強いとはかけ離れたメンタルのことが多いです。
産後のホルモンバランスのせいかも知れないですが、家族やママ友、通りすがりの人にまで言われた言葉が気になるもんですよね。
赤ちゃんが小さい、大きい、ミルク?母乳?ママに似ていないね〜!などなど数え切れません。
「うちの子成長が遅いのかな…」「なにか問題があるのかな…」言われたママさんたちは気になって夜も眠れず、スマホ片手に調べまくるのです。
疲れますよね、そんなの。
そこで、周りに振り回されず育児を楽しくできるメンタルについて考えてみたいと思います。
子育ては競争じゃない!
私には2人の娘がいます。
一人目の経験で、成長や性格はその子によってバラバラなことはわかっているつもりです。
ですが、ついつい他の子と比べてしまうんですよね。
張り切って行った子育て支援センターで「あの子もうハイハイしてる!」「もう寝返りしてる!」「髪の毛がフサフサじゃないか…」などなど。
他の子に比べたら、成長が遅いんじゃないかと心配になって、疲れて帰ってくることもしばしば。
いったい何のために支援センターに行ったのかわからない状況になっていました。
そんなものは小学生になれば帳尻があって、横並びになるのに。(笑)
上の子は早生まれなので、小3くらいまでは運動会の徒競走は遅かったです。(運動神経の悪さはさておき)
でも今はハードル走やマラソンでも、真ん中くらいの位置をキープしています。
それでも、あれやこれやと心配になってしまうこのメンタルの弱さ!
良く言えば、真面目で完璧主義で理想の高い母でしょう。(良く言い過ぎ)
しかし、そんな毎日では心から楽しんで子育てをすることはできないです。
なにより大好きなママが、神経質でいつもピリピリしている状態では子供はリラックスできないですよね。
メンタルが弱い人の子育て三箇条!
では、どうしたらいいのでしょうか?
まず、すべてのことをコントロールできないということを理解するといいです。
育児は思いがけないことの連続です。
「昨日はミルクを飲んでいたのに今日は飲まない」とか「昨日は笑っていたのに今日は笑わない」とか。
毎日、子供に同じ状態を求めるのは干ばつのときに「雨よ降れ〜!」と祈る巫女と同じ状態です。
結局「なんだ、遊びに夢中だったのね」など取り越し苦労なことが多いものです。
特に赤ちゃんは日々ご機嫌が変わるので、あまり振り回されるとこっちが参ります。
よく言われることですが育児書通り、マニュアル通りには絶対にいかないのです。
成長のスピード、子供の性格などはコントロールできないのでどっしり構えて気長に観察していきましょう。
つぎに、育児日記を付けることがおすすめです。
カレンダーやスマホにメモ程度でもいいので、ぜひ書いてみてください。
子供が初めて出来たこと、子供のマイブーム(うちの子の場合は低いうなり声をあげることです)、あせもが治ったことなど小さなことでいいんです。
あとからそれを見返すと「間違いなく成長してる」と実感できるはずです。
例えば寝ぐずりがひどくなった翌週に、ふと口の中を見ると歯が生えてきているのを発見!
なるほど、歯ぐきが気持ち悪くてぐずっていたんだね!と理解できたりします。
私も一人目のときは余裕がなくて日記はつけていなかったのですが、二人目のとき産院で日記帳をもらったので書いてみることにしました。
すると子供の成長は毎日ゆっくり進んでいて、その子なりの段階があるんだということに気づきました。
当たり前のことですが、そのことに気づけてからは「ゆっくりでも一歩ずつ成長してる」わが子を他の子と比べる頻度が下がりました。
ストレスは子育てをつまらなくする!
最後に、ママ自身のストレスを解消することも大切です。
ただでさえ育児は24時間✕数十年続くのですから、最初からとばしては身も心も持ちません。
掃除や洗濯、料理をしたいのにできなくてイライラする…。
子供に当たってしまう…。
泣き声を聞いていると涙が出る…。
もはや育児ノイローゼの入口かもしれません。
忙しい毎日の中、少しの時間でいいので気分転換する余裕を持ちましょう!
毎日寝不足で食事も立ち食いが当たり前、ドラマだって見れない、行きたいところにも行けない。
それでも頑張って子供のお世話をしているのに、誰も褒めてくれないですよね。
あなたは頑張っているんです!
だから、息抜きしてもいいんです!
コンビニで新作のスイーツを買ったり、お昼に焼きたてのパンを食べたり、通販で洋服を買ったりしていいんです。
(私はアマゾンの訳ありシリーズの独り占めが止められないです)
自分だけのご褒美を見つけてから、辛くてもなんとか頑張れるようになりました。
私の場合、体重との兼ね合いはありますけどね。(笑)
子育ては終わればあっという間
子供が1歳くらいまでは、ガルガル期と呼ばれる子供を守ろうとする精神状態が続くこともあるようです。
自分の子供のことを何より中心に考えてしまい、一喜一憂してしまうのは、そのような本能の部分もあるのでしょうね。
でも、子供の成長はすさまじく早いです。
強いメンタルまでいかなくても、大らかなメンタルを持って子供の成長を楽しみたいものですね。